2021年入社式

316 views
約3分

2021年3月31日(水)に入社式を執り行いました。

今回の入社式は2021年3月中に入社の方、4月1日から入社の方の新卒採用・キャリア採用含めて20代から50台と幅広い世代の4名の方の入社となりました。それぞれの決意表明はそれぞれに簡潔にまとめられており、今後の変化・成長が非常に楽しみになりました。

毎年の入社式でも新入社員に向けて、言葉を贈らさせていただいています。今年は次の言葉を贈りました。

「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」

これは佐藤一斎先生が書かれた「言志録」という本の中に書かれている言葉です。この言葉の意味は、最上の人、出来る人は「天」を先生とします。「天」とは大自然のことです。大自然から学びなさいと言っています。例えば、どんな時も朝は必ず来ます。絶好調の時も、絶不調の時も朝は来ます。その朝を気持ちよく明るく元気に迎えるのか、ため息をつきながらいやいや迎えるのかでは、同じ一日の結果は大きく違ってきます。

また、日によっては雨や風や雪の日があります。そのことを嫌がる人がいます。いくらそのことを嫌がっても、雨は降ります、風も吹きます、雪も降ります。このどうしようもないことを嫌がっても、私たちの環境は何一つ良くはなりません。

見方を変えて、私たちの人間関係も同じことが言えます。他人を変えよう、改めさせようとすることは、この天気、や天候を変えようとすると同じで、非常に無意味で無駄なことです。この「天=大自然」から学ぶことを極めた人は最上の人です。

次に「人を師とし」とあります。これは「人から学んでください」ということです。
「人」とは自分を生んでくれた、また育ててくれた親、奥さん、旦那さん、パートナー、子どもや孫、会社などの先輩・同僚・上司・部下、学校の先生など自分の周りにいる方すべてのことです。どんな方からも学ぶことは出来るのです。

最後に「経を師とし」とあります。これは「書物から学んでください」ということです。「経」とは「お経」の事
で書物全般のことを指します。書物には、漫画、雑誌、新聞、週刊誌、小説、専門書、自己啓発本など色々とあります。その中でも「自分自身を成長に導いてくれる、良い本と出合ってください。それが先生となります」

自分の周りには学びがたくさんあります。無いものねだりをせず、今、自分の周りにある足るを知り、感謝の気持ちを持って日々共に成長していきましょう。

Comments

コメントはまだありません。

FacebookでシェアTwitterでシェア